リエゾン金曜ナイトドラマ【第8話、最終章の感想】自閉症ASD


エゾン金曜ナイトドラマ

相関図・キャスト

山崎育三郎が主演するドラマ

「リエゾン-こどものこころ診療所-」

(テレビ朝日系)の

第8話最終回が、放送されました。


郊外の児童精神科クリニックを舞台に、

発達障害を抱え、


さまざまな生きづらさを感じている子どもと

その家族に寄り添っていくドラマです。

自らも発達障害を抱える院長と

研修医の凸凹コンビが解決していきます。
(※以下、ネタバレあり)

リエゾンドラマ

「リエゾン」とはフランス語で

「つながり」「仲介」「橋渡し」という意味です。

ちょうど、我が家も発達障害の子育てをしています。


教育相談まではあちこちでしているものの、

それから子供の支援につなげるためには


各相談場所と連携をとっていかないと

いけないのです。


人と人をつなぐことは、

結構大変で時間がかかりそうです。


先日、幼稚園で娘のサポートについて

ミーティングを開きました。

幼稚園の先生方と娘の様子を共有し

サポートを考えるための

良い機会が持てたと思います。

娘が幼稚園に生き渋ったときの

第三の居場所として児童発達支援センターと

つながることが出来ました。

しかし、娘は第三の居場所には

娘の苦手なお友達がいて

居心地が悪いようです・・・。

施設を利用できるようになったのに

利用しない日が続いています。

娘が幼稚園には行くと言っているので

幼稚園に行き渋ったら

また、考えようと思います。

最終回は、前回のお話の続きなのですが

優実ちゃんが我が家の娘に見えるほどすごい演技力の女の子で驚きました。

お名前は加藤柚凪(かとうゆずな)さんです。

弟役は加藤柚凪さんの実の弟の加藤矢紘(かとうやひろ)くんが演じています。

今回のお話

今回のお話は7話最終章の続きです。

  • 自閉症の子を育てている丸山さん
  • 遠野先生の後期研修先
  • まとめ
  • きになったこと
リエゾン第7話

自閉症の子を育てている丸山さん

ああああああああ。。。

この状況。

確かに、「これはママのお仏壇だろう」「ママにあやまろう」なんていっても通じないですよね。。

もうほんとこの状況・・・私もトラウマです。

親も自分を責めてしまう。

優実ちゃんもどっか行っちゃう・・・下の子が「ぼくが泣いてうるさいからどっかいっちゃったんだ」っていう・・・うちもこんなんが毎日、毎日。

「優実のために毎日必死だった妻が死んでしまったのに、そのことに何の感情もわかないのか」

「心の中では、もうやめてくれ、お願いだから、なんでおまえは何も感じないんだと怒りが突き上げてきて・・・」

情けない、悲しいと同時に怒りも・・・

そして優実ちゃんに手を挙げてしまう自分を必死にこらえたお父さん。

辛い気持ちを佐山先生に話すことが出来ました。

佐山先生は、お父さんの辛い気持ちを受け止め

「悲しみの表し方は人それぞれ」「ASDの特性を持つ子は、頭の中で発想が飛躍し、思いがけないことを考えてしまうこともあります」と教えてくれました。

なぜ優実ちゃんは遊園地に行こうとしたのか

先日グリーフケアの時にいた佐藤こうたろうくんが「お母さんは死んでお化けになった」と話していたのを優実ちゃんは覚えていました。

だから「お化け屋敷に行けばお母さんに会えるんじゃないか」と思って遊園地に行こうとしたそうです。

死については、子供にちゃんと伝えないといけないことだと佐山先生は言いました。

まさに今、優実ちゃんにお母さんの死を伝える時だと言いました。

「お母さんはどこにもいない、お母さんは死んでしまった」

人が死ぬということとはどういうことなのか。

「天国へ行った」「遠いところへ行った」「お星さまになった」「お化けになった」

そうやって言うしかないのかもしれませんよね。

子供はそれを信じてしまいます。

そして、それを聞いた子供は混乱してしまいます。

じゃあまだお母さんどこかにいるんじゃないかって。

そして優実ちゃんはお母さんを探しに遊園地に行ってしまったのですね。

「死」というのはなかなか理解することは難しいことですよね。

Death is a Bridge - teleidoscope 06
Death is a Bridge – teleidoscope 06

ところで「人が死ぬこと」を理解したのはいつでしたかね。

私は3歳ごろ寝ると死ぬんじゃないかって思って泣いていたことを覚えています。

初めて死んだ人を見たのは小学校の低学年。親戚のおじいさんのお葬式でした。

でもあまり会ったことが無いから、その人が死んでしまっていることのほうが興味がありました。

死んでしまって悲しいっていう感情は無かったです。

高校生で初めて身近な存在だったおじいいちゃんが亡くなったんですよね。

死体も見ましたけど、もう会えないのかと思うと涙が止まりませんでした。

おじいちゃんちに遊びに行けばまた会えるんじゃないかって思いはしばらくありましたよ。

そして社会人になって同じ年頃の若い人が亡くなった時の場合はまた違うんですよね。

そこにあった大きなエネルギーが空洞になってしまって穴があいているような感覚でした。

我が家の子供たちも「死」についてはまだまだ理解できてないんじゃないかなと思います。

お父さんが優実ちゃんにお母さんの「死」について伝える時

お父さんは、優実ちゃんにお母さんの「死」について伝えるために

優実ちゃんが行こうとしていた遊園地のお化け屋敷に行くことにしました。

優実ちゃんは、ママがお化けになったからお化け屋敷に入ればママに会えると思っています。

お化け屋敷に入る前にお父さんは優実ちゃんと弟の陽太郎くんに「死」について伝えました。

「ママは死んじゃったから、死んだらもう帰ってこないんだ、死ぬとその人はもう息をしなくなって、体も動かなくなって、お話しすることも、笑うことも、ご飯を食べることも、遊ぶこともできなくなる。もうみんなで一緒に暮らすこともできなくなって、もう2度と会えないんだ」

お父さんの言葉は、優実ちゃんに伝わり「お化け屋敷にママはいません」と言いました。

優実ちゃん「もう会えません、もう会えません、ママはどこにもいません・・・」

指でバッテンを作るもの「〇〇できません」という言い切りの言葉遣いも自閉症の子に有効な伝え方なんですよね。

私も、子供に伝わりやすいので取り入れています。

ところで優実ちゃんを演じている子役の加藤柚凪ちゃんの演技がすごくないですか?

2回見て2回とも泣いちゃいました。

未来の芦田愛菜ちゃんと言われているそうです!

グリーフケア

丸山さん一家は、さやまこどもクリニックで主催されているグリーフケアに再び参加しました。

そして陽太郎君は、お母さんのことをみんなに話すことが出来ました。

泣いてしまった陽太郎君の頭を優しく優実ちゃんは撫でてあげました。

「たとえ凸凹があったとしても二人は助け合っていきていく」

二人の姉弟の姿をみて佐山先生は強く思いました。

お父さんは、優実ちゃんの未来は行き止まりだと思っていたようです。

二人の未来を信じて頑張っていこうと決意することが出来ました。

遠野先生の後期研修先

遠野先生の後期研修先は佐山記念総合病院に決まりました。

佐山先生からの院長先生にお願いしてくれたそうです。

このお願いが佐山先生からお父さんへの初めての頼みだったようです。

遠野先生は児童精神科医を目指していますが、大きな病院で研修を受けることに不安があるようです。

できれば、さやまこどもクリニックにいさせてほしいと遠野先生は佐山先生に頼みました。

「私なんかが児童精神科医になれるかどうかほんとうに不安」

遠野先生のその言葉に対して、佐山先生はこう言いました。

「『私なんか』というのはやめましょう。あなたにはあなたにしかないものがある。」

後期研修の日は決まりました。

佐山先生はスマホのカレンダーに入力するように遠野先生を促します。

私もgoogleカレンダーを使っています。便利ですよね。

でもスマホ忘れたらね。。。私は本当に最近わすれんぼなので紙の手帳にも書き込みます。

トイレのカレンダーにも書き込みます。

何回か書けば覚えます。

朝、本日のスケジュールを確認してます。

遠野先生は佐山記念総合病院で3年”研鑽(けんさん)を積む”ということです。

私も研鑽を積むぞ!!

佐山記念総合病院で

佐山記念総合病院に初研修の日、遠野先生は佐山先生の弟、秀さんに会いました。

佐山先生が遠野先生の後期研修先を佐山記念総合病院にと院長の父にお願いしたことについて、

「佐山先生と佐山先生のお父さんは遠野先生のおかげで少し近づけたんじゃないか」と秀さんは言いました。

ちょっと秀さんは悲しそうでしたね。「父はいつも兄のことを気にかけていた」「父が兄のために児童精神科をつくった」

なんかいろいろあるんでしょうね。

兄弟間のコンプレックスは「カインコンプレックス」です。

イケメン秀さんは第6話にも登場

リエゾン第6話

初期研修終了おめでとうの会

初期研修終了後、遠野先生は、さやまこどもクリニックに寄りました。

みんなが優しく迎え入れてくれました。

自分の居場所があるって良いですね!!

寂しいと機嫌が悪い堀凛先生はうちの息子のみたいでした。

佐山先生のチェロ

りえ先生は療育の一貫として佐山先生にチェロをすすめたそうです。

「美しい音は心を癒すから」

佐山先生から遠野先生にプレゼント

りえ先生が書いた遠野先生の5歳5ヶ月から6歳10ヶ月までのカルテをプレゼントしてくれました。

遠野先生が昔、りえ先生のところに来ていたころが記録してあったんですね。

「74日間の研修終了の記念にあなたの手元に置いておいてください。

何かに行き詰まることがあったら読み返してください。」と佐山先生からのプレゼント。

今、あの子に必要なのは”大丈夫”という言葉。

あの子は安心できる言葉がほしいだけ。

志保ちゃんは悪くない。あなたはいい子。

「あなにしかないものがある」

遠野先生は塩野さやまこどもクリニックに置いておいてほしいとお願いしました。

でもダメでした。言い出したら聞かない性格が出ていました。

「大丈夫、あなたはきっといい医者になります。」と佐山先生は遠野先生に伝えました。

まとめ

すべての子供が幸福に育つ環境は、おそらく存在しない。

けれど、子供時代の幸福な記憶は一生の宝物になる。

子供たちがそんな日々を過ごせるよう

切に願い、切に願い、手を差し伸べる、差し伸べる。

それは、全人生をかけるだけの価値がある仕事。

気になったこと

チェロ指導

前田和宏(まえだかずひろ)

ジセダイ→こちら

ホームページ→こちら

まだあまり記事が無いようです。

医療監修

児童精神科医・社会医療法人恵風会高岡病院

三木 崇弘(みきたかひろ)

ドラマだけでなく原作漫画の医療監修も担当

LinkedIn→こちら

りたりこ発達ナビ→こちら

著書?

リエゾン精神医学

リエゾン精神医学」とは――医師・臨床心理士などの精神医療の専門家が他の診療科と、さらに広義には教育・行政・福祉などと連携しながら、ひとつのチームとして総合的な医療サービスを行うこと。

https://dorama9.com/liaison-kokoro-cast/

ドラマの内容をもっと深く理解できるホームページが作成されました。

さやま・こどもクリニック別館

リエゾン凸凹のためのおとなのこころがまえ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA