リエゾン金曜ナイトドラマ【第4話感想】摂食障害・凸凹との付き合い方


リエゾン金曜ナイトドラマ

相関図・キャスト

山崎育三郎が主演するドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」(テレビ朝日系)
の第4話が、放送されました。
郊外の児童精神科クリニックを舞台に、発達障害を抱え、
さまざまな生きづらさを感じている子どもとその家族に寄り添っていくドラマです。
自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが解決していきます。
(※以下、ネタバレあり)

リエゾンドラマ

「リエゾン」とはフランス語で「つながり」「仲介」「橋渡し」という意味です。

ちょうど、我が家も発達障害の子育てをしています。
教育相談まではあちこちでしているものの、それから子供の支援につなげるためには
各相談場所と連携をとっていかないといけないのです。
人と人をつなぐことは、結構大変で時間がかかりそうです。
いよいよ、幼稚園で娘のサポートについてミーティングです。
発達障害児のサポートがどのように進んでいくのか「リエゾン」をみて勉強していきたいと思っています。

今回のお話し

  • 遠野先生の発達障害の経過
  • SNSに沢山いいねがもらえる受付の市川さん
  • ダイエットアカウントを運用しているあかりちゃん
  • 気になったもの

遠野先生の発達障害の経過

一人スタンプラリー

遠野先生が凸凹とつきあっています。

朝の支度何にどのくらい時間が掛るか書き出し、時間何にクリア出来たらスタンプを押す

出来たら自分にご褒美!

うん、イイ!

大福がおいしそうだった。

これ?

凸凹との付き合い方

全体のアンバランスさが日常の生きづらさにつながる。

遠野先生は全体的にIQが高いが、ワーキングメモリーが正常範囲なので凹

例えばスポーツカーを作ろうとしたとき、エンジンやタイヤをレース用でそろえても

ブレーキだけ普通車用だと危ないという状態。

足りない部分は何かで補ったり誰かに頼ったりすればいい。

自分というキャラクターを深く理解したうえで、オリジナルの戦い方をあみ出せばOK!

発達障害のカミングアウト

・当事者が障害をふりかざしているようにみえてしまうことがある

・周囲の無理解で受け入れられないこともある

良い方法は、佐山先生にもわからない。

遠野先生も昔の職場の仲間に発達障害をカミングアウトしたけど、

発達障害で辛いことがみんなと同じに見えてしまうのも辛いと伝えることができた。

周りに理解してもらうのは大事だと私も思います。

「そんなのみんなあるよー!」と言われてもそれはそれで嬉しいですけどね。

経験があることは、みんな理解しやすいが経験が無いことは想像できない。

みんなにどうしてほしいわけではなく、ただ困っていることを知ってほしいだけ。

遠野先生が児童精神科医として発達障害の当事者がどんな体験をしているか知ることができた。

これが「自分というキャラクターを理解してオリジナルの戦い方をあみだす」ということです。

まずは自分を知ることから!

SNSに沢山いいねがもらえる受付の市川さん

自分の息子ケンちゃんの専用アカウントを持つ受付の市川さんが

SNSをやる理由

・大勢の人に褒められるとハマる

・承認欲求が満たされる

・誰かとつながりたい

それ!

摂食障害のあかりちゃん

ダイエットアカウントを運用しているあかりちゃんは今日の主役

学校で「痩せてかわいくなったね」と言われている。

ダイエットアカウント用アカウントを持っていてフォロワー1212人

ある日、倒れて救急搬送される。

内科の先生に紹介され、佐山先生のところへ来所

摂食障害症状

・急なめまいがあり起き上がれなくなった

・椅子に座りづらそう

→座っているとお尻が痛い

・夜中に背中が痛くなって目が覚める

→脂肪が極端に減ると骨盤や背中があたってあざになる

あかりちゃんの身長は162cm

体重は42.5kg(標準体重57.7kg)

BMI:16.2

佐山先生は紹介状を読んだ結果とあかりちゃんの様子から

摂食障害、拒食症を疑いました。

あかりちゃんは「やせたい」とおもっているのでダイエットをやめる気はない。

摂食障害という病気は、やせたいという気持ちをコントロールできないことが問題。

摂食障害の合併症

・皮膚がボロボロになる

・髪が痛む

・脳がやせて集中力が低下する

摂食障害の治療

セルフモニタリング

佐山先生は今日から1週間食べたものを記録することをあかりちゃんに提案します。

まずは、自分が食べている量を把握することから治療を始めました。

親の対応としては

・食事の強要NG

・体重に関するはなしNG

摂食障害になる人の特徴

・完璧主義

・自分に自信が無い

妥協できないから

理想とのギャップに苦しんで、

自己肯定感が下がる。

ダイエットの危険なところ

日々生活する中では不確定な要素もありうまくいかないこともある。

ダイエットは、はっきりと成果が数字に表れるので、自信につながる。

体重を減らすことが自尊心の源になると途中で止めることができない。

神経性やせ症とは

あかりちゃんは、過食排出型の神経性やせ症になっていた。

神経性やせ症は特に死亡率の高い精神疾患

・心疾患

・多臓器不全

・自殺

それなのに本人が治療を望まない。

本人の心の不安に寄り添う、いざという時は強行突破。

まずは一緒に見守る。

サポーターが当事者の信頼を失って当事者を孤立させてしまうのが危険。

摂食障害のかかわり方

摂食障害は自分の意志でコントロールすることが難しくなっている状態。

病気というお化けに取りつかれてる状態とイメージするとわかりやすいです。

お化けをうまく管理して、小さくしていきます。

我が家の息子は学校に行けなくなった頃、ご飯を食べなくなりました。

体はやせてしまって、私は「もっと食べないと!」とたぶん毎日言っていました。

とにかく食べたいもので良いから食べさせていたら(ジャンクフード)

今度は、過食。。。

カウンセラーの先生に相談したら、「もっと食べなさい」や「食べすぎ」

と言わないほうが良いということでした。

今回のリエゾンと同じです。

夫婦間でもめる

あるあるですけど、「おまえがしっかりしていないから」と主人に言われる妻。

お母さんは佐山先生に言われた通り娘の食事のことは言わないようにしているのに

お父さんは「たくさんたべろ」などと言ってしまう。

夫婦間で協力が必要ですよね。

あの人に言っても分かってくれない・・・なんて思わないで伝えよう!!

あかりちゃんが信頼できる友人

あかりちゃんは友達に

認められたいみたいです。

お母さんは「友達じゃない」と言って

お母さんには辛さを話してくれません。

そして、「たった一人でも辛さを分かってくれる友達」ができたのです。

あかりちゃんがやっと摂食障害の治療を積極的に始められました。

摂食障害は心の病気で、その根底にあるのは人間関係。

人間関係が広がることで生きづらさが症状になって出てくることもある。

お母さんはあかりちゃんにとって友達ではない。

友達にこだわるあかりちゃんは、お母さんに辛いことを話そうとしない。

でもお母さんの地道な努力で子供は支えられていて、愛情は届いているはず!

自分ばかりを責めないで!!

気になったもの

映画館でしょ!!

川越スカラ座

次回は臨床心理士の向山先生のお話。

ヤングケアラーだったのですね。

ああ3話見逃した、「TELASA」で見るかぁ。


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