リエゾン金曜ナイトドラマ
山崎育三郎が主演するドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」(テレビ朝日系)
郊外の児童精神科クリニックを舞台に、発達障害を抱え、
さまざまな生きづらさを感じている子どもとその家族に寄り添っていくドラマです。
自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが解決していきます。
(※以下、ネタバレあり)
「リエゾン」とはフランス語で「つながり」「仲介」「橋渡し」という意味です。

ちょうど、我が家も発達障害の子育てをしています。
教育相談まではあちこちでしているものの、それから子供の支援につなげるためには
各相談場所と連携をとっていかないといけないのです。
人と人をつなぐことは、結構大変で時間がかかりそうです。
先日、個人情報保護のため簡単に幼稚園の生徒の情報を開示できないというところで
つまずいてしまいました。
発達障害児のサポートがどのように進んでいくのか「リエゾン」をみて勉強していきたいと思っています。
リエゾン第二話の感想
今回の内容は
- 受付のシングルマザー
- 汚部屋に暮らす親子
- 不健康な父
- 不登校の娘
- 訪問看護とは
- 児童相談所とは
- 凸凹は努力次第で改善できる
受付のシングルマザー
シングルマザーのことをシンママというんですね。
私は最近知りました。
この受付のシンママが意味深な感じです。
訳あってシングルマザーをしているそうです。
佐山先生のことを「たくちゃん」と呼び、
生後4ヶ月の息子が佐山先生に似てきたと言っていました。
汚部屋に暮らす親子
今回は佐山先生のクリニックと連携している訪問看護師
川島雅紀と遠野先生が親子の元を訪問します。
これは、貧困家庭や劣悪な家庭環境で暮らす子供が
支援を受けられずにいるシチュエーションです。
不健康な父
妻を亡くし、自分も病気で苦しんでいます。
子供の面倒も見ることが出来ず
毎日「死にたい」と苦しんでいます。
その姿は、一緒に住んでいる娘を苦しめます。
不健康な父は外では気丈にふるまいます。
佐山先生の診療所に子供を連れて行ったときも
これからは「仕事を探して頑張ります」なんて言ってしまいます。
みていてほんとに辛いです。
家に戻ればまた元通りの生活・・・つらい。
佐山先生は、この父を急速交代型双極性障害では無いかと考えました。
不登校の娘
発達障害だから不登校なのかな?と思いましたが
発達障害があるのに、発達支援に繋がれないヤングケアラーという設定。
本当は学校に行きたいのに、行くとお父さんが死んでしまうから行けない。
そんな思いを誰にも言えず、ついに万引きをしてしまう。
これは「たすけて」のサインだったんですね。
悠里役の天才子役「浅田芭路」
NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でヒロインの幼少期を演じていました。
芸能事務所スペースクラフトに所属していて、9歳ながら映画やドラマ30本以上の
出演経験があるという超売れっこ子役です。
訪問看護
訪問看護とは何か。
訪問看護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の心身機能の維持回復などを目的として、看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を行います。
厚生労働省のページ
先日我が家も精神科の主治医に、家に子供たちがひきこもっている状態で、どうにもこうにも煮詰まってしまう場合があると相談しました。
そうした場合、訪問看護が利用できるという回答が返ってきました。
けれどもドラマのように家に人が入ることを息子は嫌がります。
そんなときは、近所の公園で遊んでもらうことも可能ということです。
それでも、最初から子供たちが心を許すわけでは無いと思うので、徐々に慣れないといけないのでしょう・・・。ゆっくりやるしかないのです。
うちはドラマに出てきた女の子のような人懐っこさはないなと思いました。
児童相談所
ドラマでは(でも)「児童相談所は対応が遅い!」と言われていました。
それに対し児童相談所側は「対応案件が80件もある」
我が家も何度も児童相談所に相談したほうが良いのかと思っていたものの繋がらずに過ごしています。
相談したかった時期は、どうにか子供と離れたかったという思いがありました。
このまま家族が息子に殺されてしまうのではないかと思うほど息子は荒れていました。
それでもなんとか一日一日を生き延びて現在に至ります。
息子だって家族と離れたくなかっただろうし、
私も子供と離れたら離れたで不安に押しつぶされてただろうなと思います。
ドラマでは、悠里ちゃんの希望は「学校に行くこと」
お父さんと離れて暮らしたほうが悠里ちゃんのためと判断し
佐山先生はお父さんのことを説得します。
佐山先生がお父さんを説得した理由
虐待とは、暴力や暴言だけでなく
劣悪な環境での子育ても当てはまるのですね。
・家がゴミ屋敷
・「死にたい」「自殺したい」ことを親がほのめかす
・親の心身不健康な状態で子供を社会適応に導くことが難しい
父がこんな状態でいることに娘が傷ついているということを佐山先生のおかげで理解した父は
娘を児童相談所で一時保護してもらうことにしました。
まずは、父親が健康を取り戻すことが娘のためになると佐山先生は説得したのですね。
凸凹は努力次第で改善できる
努力次第で改善できるという言葉は希望があって良いなと思います。
かなり努力しないといけないところがまだまだ課題なのかなと思ってます。
