こんにちは、つぼ子です☆
今回は子育て家庭で使えるできるライフスキル(生きるためのちから)を育む方法について例を交えてお伝えしたいと思います。

ライフスキルについて
ライフスキル:「日常生活に生じるさまざまな問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するために必要な力」(WHO:世界保健機関)
人生に必要なスキルを大きく3つにわけると以下になります。
・アカデミックスキル(勉強する技術)→失敗すると心が折れる
・ソーシャルスキル(社会生活の技術)→失敗すると心が折れる
・ライフスキル(生きるための技術)→失敗してもやらざるを得ない
特に発達に特性があると、勉強やお友達関係のことで失敗してしまった時、心がズタズタに折れてしまうことがあります。そうなるとなかかな立ち直るのに苦労します。

その点、ライフスキルの失敗は生きるために必要な事なので心が折れてもやらざるを得ません。
お子さんに上手に声を掛けて、素敵な人生を送ってもらいましょう。
それでは、ライフスキルを育む方法を年齢別に紹介!
幼少期にライフスキルを育むチャンス

生活習慣改善でライフスキルを育む
3歳くらいまではコミュニケーションをとるのが大変で、かんしゃくを起こしがちです。
かんしゃくが酷いと、この子大丈夫かしら?と心配になります。毎日毎日かんしゃくに付き合うと、こちらも疲れますよね。そうすると我が子を温かく見守れなくなってしまうので言葉がけもきつくなりがち・・・それではライフスキルも育ちません。
そんな時に見直せるのが睡眠時間
- 早く寝かせてみる
- 早く起こしてみる
- お昼寝をさせてみる
上記1つだけ実践してみましょう。親御さんが何としてでも睡眠時間を確保しなくては!!となるとイライラすることがいっぱいあって逆効果です。できそうなことを1つで良いのです。
かんしゃくを起こさないで過ごせたら必ずほめます。
「怒らないで教えてくれたからよくわかったよ!!」
かんしゃくが起きてしまったら、共感して落ち着かせてあげましょう。
「わからなくなっちゃったんだね」「怒っちゃったんだね」「いやだったんだね」
あまり声をかけすぎると逆に混乱してしまう場合もあるのでそっと見守ることも必要です。
困ったときに助けてくれる人がいる安心感が、子供の”また挑戦しよう”という心を育てます。
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好きなことを探しながらライフスキルを育む

静かにしていないといけない場所、病院等に連れていく時に、静かに待っていられないことがあります。
あっちは危ないから行かないで!ここに座ってなさい!・・・またイライラしてきます。そして言葉がけもきつくなり、ライフスキルが育ちません。
そんな時は、子供の好きな事は何だろう?子供が没頭できるものを探してみましょう。出かけ先で使えそうなものはありますか?子供と一緒に考えてみましょう。
- 好きな絵カードを束にして持っていく
- お絵かきや塗り絵グッズを持っていく
- シールブックを持っていく
- 汚れてもいいおもちゃを持っていく
スマホは使えますが、自分のスマホを渡すと後々大変です。できるだけスマホでないほうが良いです。
少しでも静かに待てたら、必ずほめてあげます。
「静かに待っていてくれてありがとう!!」「とても助かったよ!!」「待っている時間が楽しかったね^^」

4~8歳の時期にライフスキルを育むチャンス

持ち物を自分で管理することに挑戦
持ち物を自分で管理することは将来の進路選択にまでつながるのではないかと言われています。
子供の荷物を全部親が持ってあげるのではなく、何か1つで良いので子供に持ってもらいましょう。
自分の荷物を管理することでライフスキルが育ちます。
学校への持ち物準備も、一人でできるでしょう!ではなく、親も一緒に準備を手伝ってあげながら楽しくコミュニケーションしてみましょう。
地域の活動に参加してみる
親、兄弟以外の第三者とのかかわりを持つことでライフスキルが育つのでおすすめです。
外に出て人と関わることに抵抗がある場合は少しずつ始めてみましょう。
子供と一緒に散歩をしながら安心できる場所探しや、近所の人に会うことから、いつもと同じ安心感を得て少しずつ子供の気持ちが外に向いていきます。
人との関りを大事にライフスキルを育てると、青年期にグッと変わってきます。
青年期にライフスキルを育むチャンス

青年期になってからでも、ライフスキルを育てることは遅くありません。
「こだわり」あり「完璧主義」の我が子でも大丈夫。
今のあなたが素敵!そのうち治るから大丈夫!大らかに行きましょう。全部愛しちゃうくらいで!
好きなことを親子で取り組む
好きなことを親子で取り組むことで、相手の気持ちに気付けるようになります。
時間管理が苦手な子→一緒に逆算して計画を立ててみる、カレンダーに書く
持ち物管理が苦手な子→使ったお弁当箱だけは決められた場所に出す
できたら「時間に間に合ったね!」「お弁当箱にカビがはえなくて良かった」と声をかける。
「こだわり」「完璧主義」を無理に治そうとすると逆効果です。止めておきましょう。
親が無理せず楽しく過ごしていることは、子供が変わるきっかけになります。

まとめ
ライフスキルは、大人になったときに幸せに生活できるチカラ
失敗しても助けてくれる人がいるという安心感があれば子供のライフスキルはどんどん育ちます。
9割親がお手伝い、1割はやってみようのスタンス。
ムラがあってOK、続けられなければ止めてもOK、ほかの方法を探しましょう。
子供自身が「できた!」と思えることが大事。
それでは今日も笑顔を忘れず頑張っていきましょう!
ではまた。
