APD、あ・パンツ・ドロボー!ちがう。
最近よく聞く、聴覚情報処理障害(APD)
気になっていたので、調べてみました。
症状を聞いた時、私の事かと思いました。
そうしたら最近、息子も聞こえてるけど聞こえないということを言い出したのです。

症状
聴力は正常
雑音の多い場所などで必要な音が聞き取れず、理解できない
日常生活の様々な場面で、聞いた言葉の内容を理解できない
早口や小さな声が聞きとりにくい
何回も聞き返す
長い話を理解するのが難しい
難聴に似た症状
Auditory Processing Disorderの頭文字を取って、APD!
Listening difficultiesのほうが症状を明確に表しているという提唱もある。
私と息子の症状
●聴覚異常なし
→音としては、認識できるんですよ。だけど、何を言っているか分からない。
だから何回も聞き返す
息子が最近教えてくれたのは、聞きたい声は聞こえる。聞こえにくいときは全部あーいーうーえーおーにしか聞こえないそうです。
●長い話を理解するのが難しい
→映画やドラマの込み入った展開とか何回も観ないと分からない。
何回観ても何て言っているのか聞き取れないところがある。
仕事内容を説明されても、やったことないことは分からない。何度も失敗してようやく分かる…
息子は、学校で先生から宿題の説明を受けても一回だと理解できないから何回も言ってもらえると助かると言ってる。
●早口や小さな声は雑音の中だと聞き取れない
・・・聞き取れますか?今はマスクしてるし余計無理。
我が家、4歳の娘が会話にキャーキャーワーワー割り込んでくるので全く集中できないことがあります。
会話が成り立たないです。
息子と私が会話している時、息子の声が良く聞き取れなくて、たぶんこう言ったんだろうと
私が勝手な理解をしてトラブルになる。
聞き取れないからか、発音が悪い。
発音が悪いから、良く聞き返される。
そういえば、飲食店の電話対応は結構しんどかったです。これで受話音量MAAAAAAAAAX?!
こんな感じの症状です。
聞き間違いと言えば、空耳アワー!
おもしろいと言ってくれる人がいれば、こっちは気が楽ですけど
いつもだと「ふざけてるのかーー!!」とかってなりますよね。
大規模調査実施
2021年秋ごろから専門家で作る研究グループが、APDの症状を持つ人たちがどのくらいいるか把握するために、大阪と首都圏を中心に小中学校、高校のおよそ5000人を対象にした調査を開始しているそうです。
私も調査してもらいたい。調査したところで治るのでしょうかね?
支援の方法
日本では詳しい実態がつかめていないので、支援体制も整っていないそうです。
聴覚障害ではないため、今のところ身体障害者手帳の交付や補聴機器の助成対象にはなっていません。
本人の困りごとに対する支援としては、発達障害の特徴をヒントに支援できると思いました。
とくにADHD(注意欠陥障害),ASD(自閉症スペクトラム障害),アスペルガー症候群の支援方法
- メモにして渡す(スマホのメモ機能)
- 静かな部屋で集中して話をする
- テレビや映画は字幕にする
- 絵をかきながら説明する
- 分からなければ何度も聞いても大丈夫という安心感をもってもらう
- 疲労がや不安でストレスがたまると集中力もていかするので早めの休息を心掛ける
- 周囲の人に理解してもらう
支援グッズ
調べていたら見つけました。
ワイヤレス集音器→エイブルエイド

まとめ
感覚はひとそれぞれなので相手に理解してもらうのって大変なことですよね。
子供はまだ知らない言葉もたくさんあるし、同じ発音でも違う意味の言葉もあったりと
ある程度経験が増えてくればカバーできることも増えてくると思いました。
だからといって推測で会話して誤解を生まないようにしたいところです。
最近の若い人は、声が小さいってことも聞きます。
マスクもあるし、余計聞き取れませんよね。
私も声が小さいのです・・・聞き返されるのも嫌だし、聞き返すのもね・・・
今回は聴覚情報処理障害、APDについて調べてみました。
まだ広く知られていないけど、困っている人が多いはずです。
一緒に考えよう、APD!
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